TPN(中心静脈栄養法)の適応一覧

【TPNの適応】絶対適応(TPNが必須な場合)
  • 消化管からの栄養吸収ができない場合例:

  • 小腸の大部分を切除した患者難治性の小腸疾患(クローン病、SLE、スプルー、CIPSなど)放射線腸炎重度の下痢や長期間続く嘔吐化学療法・放射線治療後、骨髄移植後

  • 相対適応(状況に応じてTPNを考慮)
  • 消化機能はあるが経腸栄養が困難な場合

  • 重症感染症や大手術後などで栄養リスクが高いとき中等度の外傷・熱傷(30~50%)、中等度膵炎など消化管瘻・炎症性腸疾患・妊娠悪阻 など

  • 一時的にEN(経腸栄養)が不可能なとき
  • 5~7日以上ENが見込めないと判断される場合炎症による腸閉塞など

  • 集中治療中で栄養管理が必要な場合
  • 中等度以上の栄養障害患者集中化学療法中の患者

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    Dr.こうじろう
    1992年生まれ、関西出身。幼少期の喘息経験から医療に興味を持ち、地元大学の医学部を卒業後、研修医を経て総合診療医として地域医療に貢献。医療と介護の連携を重要視し、経済やマネジメントの知識も学びつつ、「最適化された医療を提供する」ことをモットーに従事する。趣味は筋トレ、テニス、ウイスキー収集。医療に関するニュースや日々の診療ですぐに実践できる知識を発信するブログ。