はじめに
「質の高い医療を、誰もが提供できる未来へ」
このモットーを掲げ、日々医療の現場に身を置いている。
この考えに至ったのは、日本の医療現場で感じるさまざまなアンバランスを感じたからである。医療と介護は今後ますます密接な関係が求められるが、現状ではその連携が不十分である。高度医療や延命医療は持続不可能であり、今後の日本において、地域に根ざした医療や介護との統合が欠かせないと考えている。
これからの10年、20年の間に、その課題に取り組むことが自分たちに求められる責務だと感じている。
生い立ちと医師を志すまで
僕は関西の片田舎で生まれ育った。幼少期は気管支喘息に悩まされ、夜間の急患センターに母親に連れて行ってもらうことが多かった。気づけばその頃から医療職に対する関心を持ち始めていた。
中学・高校時代は、部活動や友人との時間を過ごし、勉強に対してはそれほど熱心ではなかった。そのため、高校時代の学力では医学部進学は到底無理だと思っていた。田舎の高校で、数年も医学部進学者がいない環境だったが、私の中には幼い頃にお世話になった小児科医のように「地域で活躍する、身近で相談しやすい医師」になりたいという思いが強く残っていた。
高校3年生の時、自分の将来について真剣に考え、医学部に進む決意を固めた。1年間の浪人生活を経て、国公立大学の医学部に合格することができ、6年間の学生生活を送った。その後、研修医として経験を積む中で、「身近で相談しやすい先生」という理想に最も近いと感じたのが、総合診療医という道だった。
日本の医療とこれからの展望
日本の医療界は、今後さらに介護との連携が求められるにもかかわらず、現場ではその橋渡しが不十分だと感じる。特に、高齢者施設における看取りの違いなど、施設ごとの対応のバラツキが顕著だ。ある施設では看取りができるが、別の施設ではできない。このようなアンバランスを解消し、医療と介護がより緊密に連携する仕組みを構築することが未来に必要だと考えている。
そのため、医療者としての知識や技術だけでなく、経済やマネジメントの知識も学び、医療と介護の適切な統合に向けた取り組みを続けている。
趣味
- 筋トレ:筋トレは体力維持と健康管理の一環だ。
- テニス:中学・高校時代から続けている。テニスは生涯スポーツにふさわしいと考えており、健康維持にも最適な運動である。
- ウイスキー集め:集め始めて約2年で、130本以上のウイスキーを所有している。週に一度、自分へのご褒美として楽しんでいる。
資格
- FP3級、簿記
- 心電図検定1級
- 認知症サポート医
- 日本専門医機構 総合診療専門医
- 日本禁煙学会 禁煙認定指導者
- 介護保険専門員筆記試験合格:多職種との共通言語を持つために取得。まだ研修を終えていないため、資格自体は未取得だが、今後の活動のために準備を進めている。
医療の未来に対して真剣に向き合いながら、趣味や自己研鑽を通じて日々の生活を充実させている。このブログでは、医療や介護、経済、投資など、幅広いテーマについて発信していく。